★気学の基本

九星気学

その学問(方位学含め)の歴史は古く、古代中国伝来の洛書などの占術を元に、日本で編み出された占術と伝えられています。人間ばかりではなく、宇宙のあらゆる事象を9つの性質に分け、性格、相性、移動などによる方位の吉凶までもみることが出来ます。

人は生まれたその瞬間から呼吸をし、大気にさらされその影響を受けていきます。生まれたその場所の大気、日付、時刻は、その生命の運勢を決定づけます。

しかしそれが永遠と続く不動のものではなく、その後の家族との関係性や環境、引っ越しなどの方位、そこに住み続ける時間の長さ等、様々にその運命は影響を受けて行きます。

気学法則を知ることは、むやみに生きるのではなく、私たちの生きる指針となります。

例えば、魚を釣るのにむやみに釣り糸をたらしても時間がかかるばかりか、一匹も釣れないなんてことはよくありますね。そして、むやみやたらに場所を変えても同じこと。何度やっても釣れません。

しかし、魚のいるところを先に知って、その場に糸を垂らせば、一度で魚を得ることができます。気学を学ぶとは魚のよくいる場所、その傾向を「先に知る」、そういうことです。

その気学の法則に翻弄されるのではなく、良き指針として活用していくことで、気学は私たちの心を支え、幸せをつかむ道へと導いてくれるのです。

上記、年盤は2023年の年盤です。気学ではこういった廻座盤をみることで、その年の星のまわりによる、私たちへの影響が一目でわかるのです。もちろん、月盤、日盤と組み合わせて、奥深い意味を成していきます。

五大凶方

あなたが居る場所から動く時、「方位」が生まれます。その方位は移動した「距離」と、そこへ滞在する「時間の長さ」により影響力が変わります。

五黄殺

方位盤で五黄土星が廻座する方位。万人に共通の凶方位です。この影響は大きいので要注意です。特に姓名の天地同数、大挟みは五黄殺の影響を受けやすいです。この方位は引っ越しなどで取るのは特に避けましょう。

暗剣殺

方位盤で五黄土星の廻座する反対の方位。万人に共通の凶方位です。思いもよらない事故に巻き込まれやすいので要注意。常に一時停止、注意を怠らないようにしましょう。

破壊殺

方位盤の干支の位置と反対側の方位です。万人に共通の凶方位です。歳破、月破、日破、物事が思い通りにいかない方位です。姓名鑑定で天地衝突の場合は破壊殺の影響を最も受けやすいです。

本命殺

方位盤で自分の本命の星が廻座する方位です。生命、健康に大きな影響を与える方位であり、進めていることが崩壊する方位です。我を通そうとしないようにしましょう。

本命的殺

方位盤で自分の本命の星が廻座する反対の方位です。精神的に破壊がかかる方位。予想と違っていても、パニックにならないように心構えを。

後天定位

九星気学の基本となる方位盤。この後天定位盤が宇宙の真理の定位となります。この後天定位がそれぞれの年の年盤、月盤と絡み合い、私たちに影響を与えています。気学を学べば学ぶほど、この摩訶不思議な学問の魅力に引き込まれます。

気学の三才思想

三才思想、また、三才の道ともいう。「天・人・地」この3つは、それぞれ完結した世界を形成しながらも相対して同一の原理原則に支配されているという思想です。宇宙論とも繋がります。神社仏閣に親しんでいる私たち日本人には、理解しやすい感覚があるかもしれませんね。

  • 天の気・・・十干から成る(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)
  • 人の気・・・九星(一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星)
  • 地の気・・・十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)