村山幸徳先生の気学に魅了されて。気学は方位学、見えない「気」の学問。赤道の方へ行けば暑くなる。北へ行けば寒くなる。生気の方位へ行けば、引き上げてもらえる。退気の方位へ行けば、面倒をみる相手に出会う。お金を取りたければその方位がある。体調を直したければその方位がある。良い気流の土地へ住めば、良い気の流れに乗り、そこに住まう家族がうまくいく。では、霊山と呼ばれる山は、どんな気に満ちているのか。
先日、晴れの日が続く東京の、唯一の大荒れの天気。こんな雨風の日に高尾山に登る人は私たちくらい。笑
いつもだったら、観光客で賑わう東京のミシュランの高尾山。人気の少ない、雨の高尾山は神秘に満ち満ちてていました。大雨でも、杉木立がトンネルのようになって守られているように、私たちは直接の雨を受けずに、霧の別世界を静かに歩いているかのようでした。
大荒れの天気による、キャンセル続出で、貸し切りのようになった客殿での静かなヨガの時間を過ごした後、精進料理。その盛り付けも味わいもおもてなしの心がしみじみと体に染み渡ります。。。
そして、シンギングボウルの演奏。気の流れは、もちろん体の中でも滞らないように、ネパールで修業をつまれた、山伏でもある石井タカシさんによるシンギングボウルの演奏でセラピーを受け、体液の流れを浄化して、気を整えました。気の整いは、静かな心を届けてくれます・・・。
そして、本堂での護摩業。護摩業とはより高い精神的境地へと導き、薪と共に私たちの煩悩を焼き清め、祈り、大願成就を叶えるもの。その、いつもより多い山伏たちの力強い真言や太鼓の迫力は物凄く心身に響き、それはそれは強い浄化作用があります。護摩業が終わり、本堂に静けさが戻ると、私たちの祈りは届いたという実感、不思議に守られたというような実感があります。
こんな日の霊山に呼ばれて、想像以上の時間を過ごし、また感謝の気持ちでいっぱいになりました。これからも目には見えない「気」を感じて、大切にしていきたいと思います。
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