命の瀬戸際に。

この数ヶ月、ブログもお休みしていましたが、
実は兄がくも膜下出血で倒れ、ICUに入っていました。

ここで語るのもどうかと思いましたが、
兄は姓名鑑定する誰もが文句のつけようがないような
強運姓名の持ち主で、かなり強運人生を歩んでいます。

しかし、兄とは子供の頃からあまり温かな思い出がなく、
私からするとかなり怖い存在で・・・
私としてはかなり距離を置いて生きてきました。
その兄とこの数年、何の因果か一緒に仕事をすることになり、
距離を置いていれば嫌な思いもしないでよかったはずが、
たくさんの心労を重ねる結果になり、
4年後の昨年、やっとピリオドを打ったばかりでした。

それが、この春、兄がくも膜下出血という病気で倒れて
それこそ、命の瀬戸際にいた兄を見て、
なにか、全てが溶けたように、
できるだけのことをしたいと思い毎日ICUに通いました。
そして、快復を祈りました。

この病気で倒れると、後遺症もなくもとの生活に戻れる人は
一割と言われているそうで、
本当に深刻でした。
でも、やはり強運な兄でした。
たった1ヶ月後、後遺症もなく仕事に戻りました。

命の瀬戸際であの時、溶けたものは何だったのか。
それは、この生で抱えている「こだわり」や「しがらみ」
だと言えるのでしょうね。

どんなにうまくいかない家族でも、夫婦でも、
自分が今生きるこの人生を多少なりとも関わって
共に歩くと選んだ人です。
日常を生きているとその日々の事象に、本来を忘れがちですが、
関わってきてくれた人、その存在全てが、
やはり、ありがたいのです。

自分が生きているうちに、
その「ありがとう」を伝えておきたいと思いました

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