Your time is limited.

これはドイツの街中のウィンドウのディスプレイ。動物たちは、操り人形で動いています。とても可愛いのだけど、ちょっと寂しげに動いていました。

 

今日はちょっと演説の話からのメッセージ。

かなり有名だと思いますが、あのスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチを聞いたことがありますか?

スタンフォード大学の卒業式と言っても、スティーブ・ジョブズは大学を卒業していません、スピーチで招かれただけですが、この演説も心に深く残ります。

そのスピーチの中で、私にとって印象深かったことを二つ。

◎ひとつめ。「人生の点と点を繋いでいく」ということ。

それを言ってみるなら、「人生の中で、歩んでいるその地点では、その時起きていることが何に繋がっているのかわからなくても、いつか大切な何かに繋がっている」ということでしょうか。

今、あなたが、何をしているのか自信がなくても、うまくいっていなくても、いつか大切なことに繋がっていたとわかる日が来ますよ。とスティーブ・ジョブズは言ってくれているのですね。それを信じられれば、自信を持って歩めると。。

そうですね。人生には何度かあります。別離、貧乏、孤独・・・なぜこんなに苦しみ迷うのかと思うことが。でも、いつかそれは「この為だったのか。」と気づき納得する日が来ます。

理由などなくてもそれを信じられたら、その日を楽しみに、迷い歩けば、大丈夫。いつも、そう思っています。

 

◎ふたつめ。「死」と「生」について。

これはスティーブ・ジョブズが膵臓がんを克服した翌年のスピーチなのですが、恐ろしい死に直面して、それでもやはり彼はこう考えるのですね。

「死とは、生命最大の発明である。」

死とは、古きものを消し去り、新しいものを生むために必要である。

今、自分は「古きもの」で、若い人(そのスピーチを聞く卒業生にあて)は「新しきもの」である。でも、その「新しきもの」の君も、恐らくかなり速く「古きもの」となる。

Your time is limited.

「ドグマ(宗教などの)に囚われず、他人の雑音に惑わされて自分の心の声が消されないように、自分の直感に従って生きることが大切だ」と伝えているのですね。

自分の心の声に耳を傾ける。それって、一人称で簡単なことなのに、

人は人の中で傷つき易いから、いつの間にかとっても難しいことにしてしまっていませんか?

前回も書かせて頂きましたが、自分の求めるものに意識を集中すればそれを引き寄せ得られるのです。

自分の声、直感を大切に集中して歩みましょう。

 

そしてスティーブ・ジョブズは、Googleの元となる、スティーブ・ジョブズが愛した、いわゆる文庫版Google「全地球カタログ」(スチュワート・ブランド作)の裏表紙の言葉を引用してスピーチを締めくくるのです。

Stay hungry.  Stay foolish.」 (ハングリーであれ。愚かであれ。)

 

あなたにとって「愚か」とは何ですか?

現状に満足せず、求め続けることでしょうか。

村山先生のお言葉もそうですが、亡くなってしまっても、語りかけ続けられる言葉。

まさに、言霊ですね。