心震えた、沖縄慰霊の日 少女の朗読「生きる」。

2018年6月23日、沖縄全戦没者追悼式で、中学3年生、相良倫子さんの「平和の詩」の朗読。

そのあどけない顔に見えた、その瞳には強い強いメッセージが宿り、心震えました。

戦争と平和、いつも考えていたつもりでした。

しかし、

私が小学生の頃、「戦争の体験を風化させてはいけない」ということから伝え聞かされていた戦争体験の話も、戦争から73年が経ち、その恐ろしさを伝える人も少なくなり、私自身も、この日本で起きた戦争をまるで遠い国で起きたことかのように感じ始めていました。

 

それが、この少女のメッセージから、あの感覚が蘇りました。

小さい頃、祖父母から何度も聞かされていたこと。

「あの戦争を忘れてはいけないよ、」

「決して、二度と繰り返してはいけない。」

「この平和な現代に生まれた幸せ」。

 

私だけでなく、この少女の詩という、訴えに、日本中の人が思い出したことでしょう・・・。

以下、一部抜粋

_____________________

 

青く輝く海。

岩に打ち寄せしぶきをあげて光る波、

山羊の嘶き、小川のせせらぎ、

畑に続く小道、優しい三線の響き、照り付ける太陽の光。

 

その美しい島が、死の島と化した。

小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴に変わった。

優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。

青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。

草の匂いは死臭で濁り、

光り輝いていた海の水面は戦艦で埋め尽くされた。

火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、

燃えつくされた民家、火薬の匂い。

着弾に揺れる大地。血に染まった海。

魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。

阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

________________________

文字では伝わらない。。。メッセージ。

ぜひ、彼女の声で、言霊で、全てをお聞きになって下さい。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

「平和の詩」

 

世界が平和でありますように。

全ての生きとし生けるものが穏やかでありますように。