大切な「ケの日」

  気学
冬を乗り越え、たくさん咲いてくれたコモンマロウ

ドイツの修道女ヒルデガルドは神から啓示を受け、自然療法や4つのエレメントを伝えてきました。そのヒルデガルドは、毎日の暮らしの中で、「静の時間」と「動の時間」を持つことが大切と説いているのですが、静かな修道院の中の祈りの時間と、活動的な行事、感謝祭などを大切にしていたそうです。

家庭にも静けさと光のある場所、「魂が休まる場所」を持ち、心の静けさの時間、祈るための時間を持つことを説いていたことにとても共感します。

乾燥させたコモンマロウ。カルピスに入れると色が変化して素敵ですよ。

これは日本古来の考え方も同じです。晴れ着を着て祝う行事の日を「ハレの日」と言い、季節のご馳走を感謝して頂きました。その反対が「ケの日」と言われ、日常には野菜や穀物中心の粗食を喜んで頂いたと言われています。

「ケの日」は「ケガレ」と言って「気枯れ」。「気」が枯れるような出来事、陰鬱な出来事や病をも表す一方、「何もない日常への感謝」を表したのです。

これは陰陽の考え方に繋がります。「ケの日」は「陰」ではありますが、悪いことではありません。陰がなければ陽も存在しないのが宇宙です。時には災いや病も指しますが、普段の生活には粗食を頂き、静かに何事もないことに感謝する日々を言いました。

現代は、毎日がかなり贅沢な食事で毎日が「ハレの日」のようですね。

今年の「気」はコロナ禍に大きく影響を受けています。これも強い「気枯れ」、陰の部分と言えます。しかし、「禍福は糾える縄の如し」です。先人は人生をより合わさった縄に例えて幸福は変転するもの」と伝えましたが、これも陰陽です。どんな日常の中にも、どんな現象の中にも光の部分と影の部分があります。

生きる上でのエッセンス。それは陰の中で、陽を想像すること。

想像は人間の優れた能力のひとつです。私はいつも、想像の力に感動します。想像しただけでも、脳内でホルモンが変化することが証明されてきています。悲観ばかりしていては神経がやられますが、楽しいことや明るい未来を想像すると、それだけでその人の持つエネルギーが変化します。「ケの日」の中、「ハレの日」を思い、良い「気」、エネルギーで自分を満たすと、それがまた素敵なエネルギーのものを引き寄せます。楽しんでやってると、どんどん変わっていくから不思議です。

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