ドイツにも春が来て、タンポポが一面に咲いています。ロストックは四季があるようで、春と夏がとても短いので、地元の人は毎年この季節を思い切り楽しみたいようです。アパートメントタイプの小さな家の玄関先やベランダには花を飾ったり、まだちょっと涼しいのに陽が出ているうちはノースリーブになって太陽を浴びたり。公園では、赤ちゃんを連れたパパとママが草の上でのんびり時間を感じているようです。もちろん、カフェではオープンカフェで、大人たちがゆったりとビールを楽しんでいます。
身口意
今回は日本に住む私たちも仏教やヨガでも大切にしている「身口意」について考えてみたいと思います。まず、身体、身体で起こす行動は、善悪もはっきりわかりやすいことが多いですね。どれも難しく考えるより、靴を揃えるとか、年配者に席を譲るとか、ごみは持ち帰るとか、他者やこの世界にとって良い行いを選びたいですね。
次に、口。口から発する言葉は、汚い言葉や、人を傷つける言葉を使うことはもっての外で、言霊があるこの言葉というものは、言い方が大切ということです。例えばちょっとした一言、「ありがとう」も「よく考えなさいね」も、「優しい音」で伝えるのと、「厳しい音」で伝えるのとでは伝わり方が違います。出来るだけ相手の魂が喜ぶ伝え方を大切にしたいですね。
そして、「意」は「心」で、この世界がとても大きいと仰っています。想念ともいうものです。この心の世界で瞬間瞬間に起こっていることの5万分の1くらいしか「身」や「口」では表せないので、この心の中がどんな世界なのかがとても大切。ここは魂の住処です。どんな想念の世界をあなたが生きていて幸せかどうか。あなたの魂はこの住処の環境しだいです。
だから、心の中がいつも問題の対処ばかり考えていて、それが行動と言葉に直結の毎日ではなく、温かい魂の住処から発せられる行動、言葉にして他者へ届けていけるようにしたいですね。それは愛の結晶、それが仏教の気づき・・・と。
ドイツの人々の春夏を楽しむ心。それは日本でも自分から積極的になればもっともっと味わえます。このコロナ禍であっても変わらずに素晴らしい四季はいつもそこにあります。たっぷりと味わっていきたいですね。そして魂の住処を整えていきたいものです。
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