記憶を整える。

「読書の秋」に限らず、本が大好きです。本屋さんの匂い、図書館の空気。ドイツの図書館も日本のそれと全く変わらなくて嬉しいです。

そしてもちろん、一冊一冊の中にある世界があり、でもそれは読む人それぞれの想像、解釈で自由に変わっていく。前回お話した、村山先生もおっしゃっていた「人生は実際ではなく、実感」という事実と同様に、本の世界も同じことが言えると思います。そこに書いてある世界をどう受け取り、どう想像するかで、いかようにも変わっていきます。

私は部屋にお香を流して空気をしゅっと研ぎ澄ますのと同様に、村山先生気学DVDを好きな時に流して見ているのですが、

その中の王子での気学講座で、村山先生が説いて下さったお話に、改めて思い直したことがありました。

「感覚」と「認識」

人は、毎日毎秒のように何かを見ると(感覚で捉えると)、脳はそれを一瞬にして自分のデータベース(過去の経験)へと持ち込み、その上で「これは心地よいもの」「これは危険」「これは・・・」と、その見たものを判断する(認識する)そうです。

だから “記憶を整える。” の続きを読む

最高の自分でいること。

認知症の母の口癖、ベスト5。

1. ありがとう。

2. 感謝します。

3. 嬉しいわ。

4. 幸せ。

5. こんな素敵なこと、なかなか味わえないわよ。

 

以前にもブログで触れましたが(「認知症、五黄土星の母」こちら)、お洒落で明るい五黄土星の母も、認知症と診断されて6年、だんだんと昨日は出来たことも出来なくなることが増え、足腰も衰え、表情も1年前の写真と比べてもどんどん歳をとっていくのがわかります。

それでも、母が発する言葉は、こんな嬉しい言葉ばかりです。だから、周りの人を笑顔にしちゃうんです。

先日も認知症のテストを受けて、

お医者様からも「こんなに低い点数・・・、こんなにわからない人も珍しいねえ。」と言われたのですが(笑)。

 

なぜ母はこんなにも前向きなんだろう。

母の手をひいて歩きながら、

「お母さんはえらいねえ。こんなにわからないことが増えても、いつも感謝の言葉ばかりで。前向きで尊敬する。」と私が言うと、

「あら、そんなこと言われると、嬉しくなっちゃう。」と喜ぶ母。

認知症の介護は苦しいことも多いけど、一緒にいて、私達も本当に幸せを感じさせてもらえるのです。 “最高の自分でいること。” の続きを読む

認知症、五黄土星の母

私の母が認知症アルツハイマーと判って、もう6年位になります。

その時、アルツハイマーと聞いて、頭の中が真っ白になったのを覚えています。なんとも、憂鬱な病名。これからの未来を照らしていた明かりが、消えてしまったような、暗闇を歩いていかなければいけない日が来るのか、という重い不安感に襲われました。

あれから6年、今まで出来ていたことが、ひとつ、またひとつと、出来なくなる母を見ていると、誰にも用意されている「人生」というものを思い知らされます。

しかし、母はもともと、五黄土星の典型的な明るい性格なんです。それも母は5ー③です。村山幸徳先生がおっしゃっていた「五黄土星の中でも5ー③だけは愛想がとてもよく可愛らしい星。」、その通りでした。

若い時は・・・その当時にしては珍しく、高卒でN証券に入社、その華やかな証券会社での日々が楽し過ぎ、寿退社をしてからも、「退職したくなかったわ~(笑)。」とよく言っていました。

その後、そろばんの先生、着物の着付けの先生を経て、父が脳血栓で倒れてからは(気学との出逢い~幼少期編)、父の経営する会社が倒産しても、仕事を3種類もこなし母が全てを乗り切ってくれたのです。

明るい母からはその過酷な日々を子供時代の記憶に印象付けられることなく、私たち子供たち3人は笑顔で育てられました。

母は何でも笑顔と冗談で場を明るくするので、N証券の長く続いた同窓会を始め、とにかくパーティーと言えば、その明るさと社交性で司会を頼まれていました。とにかく社交的で公私ともに飛び回っていて、家にはあまりいませんでした・・・(笑)。

そんな母がアルツハイマーになり、人の識別が出来なくなってしまったので、あんなに社交的だった人が、人付き合いが出来なくなりました。それが一番、母には気の毒に思えます。

でも、五黄土星、とにかく明るい、前向きさは、今も健在なのです。 “認知症、五黄土星の母” の続きを読む

欠点も愛されるなら。

ライプツィヒで、Window shopping

この街に限らないのだけど、ドイツ語や英語で困った時、一番助けてくれるのは何だと思いますか?

ボディランゲージ?

それに近い、笑顔です。

上手くドイツ語で伝えられなくても、笑顔で英語で奮闘していると、相手も理解してくれようとしてくれるのです。笑顔って、本当に馬鹿になりません(*_*;!

でも日本人は特に、自信がないと笑顔を作れないという人が多い気がします。目を合わせないようにしたり。笑

 

私は、「人は長所で尊敬されて、欠点で愛されるもの。」という言葉が好きです。それは。 “欠点も愛されるなら。” の続きを読む

DIALOGUE IN SILENCE

             

運転中、いつもだったら聞き流すはずのラジオ。

でもその日のJ-waveから流れていたのは、何となく、心に残るお話でした。

志村季世恵さん。バースセラピストという、人の生と死に寄り添うお仕事をしていらっしゃる方です。季世恵さんの案内する声に惹かれて、行ってきました。

新宿NEWoManで、開催中の「DAIALOGUE IN SILENCE  静けさの中の対話」へ。

12人ごとのグループ。ヘッドセットで音を遮断した中、90分の音のない世界での対話を体験するのです。

聴覚障害者のアテンダント。90分間、会話禁止だということで、どんなにもどかしい思いをするのかなと思っていました。

しかし、1998年にドイツで開催されてから、世界で100万人が体験したというだけあって、目からウロコの初体験、すばらしいプログラムでした。

これを体験した人はそれぞれの想いを深くすると思いますが、

私は、「聞こえない、話せない」の中、心配に反し、「あまりにも苦労せず、対話が出来た。」という印象でした。

終わった後、「私、話してた?話してなかった?」とちょっと混乱するくらいでした。

その理由は、わかりました。それは、 “DIALOGUE IN SILENCE” の続きを読む